学生の声から見えた物流の未来
~未来の物流マンへ~


先日、京都経済短期大学「地域企業論」にて講義をさせていただき、その後、学生の皆さんからアンケートをいただきました。
今回のテーマは、
「なぜ私は西京区から出ないのか」
~地域企業とロジスティクスから考える京都の未来~
でした。
講義を終えて何より嬉しかったのは、
私が伝えたかったことが、学生の皆さんにしっかり届いていたことでした。
「物流」と「運送」の違い
アンケートでは、
- 「物流と運送の違いが初めて理解できた」
- 「物流は単に物を運ぶ仕事ではないことを知った」
- 「サプライチェーンの意味がよく分かった」
という感想を多くいただきました。
私たちは普段、宅配便を見る機会は多くあります。
しかし物流とは、商品を届ける前の
原材料の調達、
工場への供給、
生産、
保管、
販売、
その全てを支える仕組みです。
私は講義の中で、
「物流会社はサプライチェーンの血管です」
というお話をしました。
この言葉が、多くの学生の印象に残っていたことを嬉しく思います。

コロナで見えた物流の価値
多くの学生が、
コロナ禍で物流が止まることで、
- マスク不足
- 半導体不足
- 商品不足
が起きたことを挙げていました。
物流が止まるとは「荷物が届かない」ことではありません。
工場が止まり、商品が作れなくなり、社会が止まることです。
物流とは、社会を止めないための仕事なのだと、改めて感じてもらえたようです。

留学生が感じた「ビジネスチャンス」
今回、特に印象的だったのは留学生の感想でした。
ある留学生は、
「自国ではまだロジスティクスという考え方は十分発展しておらず、そこにビジネスチャンスを感じた。」
と書いてくれていました。
日本では当たり前になっている、
- ジャストインタイム
- 高品質な物流
- サプライチェーン
- 時間指定配送
こうした仕組みは、世界的に見ると決して当たり前ではありません。
物流やロジスティクスは、日本国内だけではなく、世界中で必要とされる仕事なのだと改めて感じました。
私自身も世界最大級の商用車展示会であるドイツ・ハノーファーの「IAA Transportation」を訪れ、世界の物流の進化を学び続けています。

運送・物流業界の地位をもっと高めたい
物流は工場を動かし、地域経済を支え、
人々の生活を支えています。
それにもかかわらず「運ぶだけの仕事」
と思われることも少なくありません。
私は、この仕事に携わる人たちがもっと誇りを持てる業界にしたいと思っています。
そして、社会からも今以上に評価される業界にしていかなければならないと思っています。

AIの時代でも、最後の価値は「人」
これから物流業界は、
AI、
自動運転、
ロボティクス、
DX、
によって大きく変わっていくでしょう。
しかし、どれだけ技術が進歩しても、
- 信頼関係
- 品質
- 提案力
- 地域とのつながり
これらは人にしか作れない価値です。
AIか人かではありません。
AIと人が共に社会を支える未来
なのだと思っています。

未来の物流マンへ
物流は決して地味な仕事ではありません。
物流は社会を動かし、地域を支え、世界とつながる仕事です。
今回の講義が、未来の物流マン、未来の地域企業の経営者、
そして地域を支える人材が生まれるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。

物流の未来は、AIだけではつくれない。 最後の価値を生み出すのは、人です。
今回の講義が、
未来の物流マン、
未来の地域企業の経営者、
そして地域を支える人材が生まれるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。
最後になりましたが、このような貴重な機会をいただきました京都経済短期大学の先生方、関係者の皆様、そして真剣に耳を傾けてくださった学生の皆さんに、心より感謝申し上げます。
また、アンケートを通じて、私自身も多くの気付きと学びをいただきました。
物流と運送の違い。
サプライチェーンという考え方。
地域企業が地域経済を支えているということ。
そして、ロジスティクスが世界に通用する大きな可能性を持っているということ。
私が伝えたかったことが、学生の皆さんに少しでも届いていたのであれば、講師としてこれ以上嬉しいことはありません。
企業は地域に育てられ、
そして地域は企業によって支えられています。
私たちはこれからも、この西京区という地域に必要とされる会社を目指して挑戦を続けてまいります。
本当にありがとうございました。

